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新型コロナウイルスの影響と6月の新作公演について

新型コロナウイルスの影響でいろいろなイベントが中止、延期、休止の嵐に巻き込まれているなか当然、劇団コバヤシライタとしてもあらゆる事態を想定して動かないといけないと考えています。

6月6日7日の新作「juvenilist juveniler」は劇団コバヤシライタ30作品目の節目の作品であり3分作として1年間かけて作っていく予定です。
今のところ予定通り開催予定ですが、ここで今劇団コバヤシライタが抱えている新型コロナウイルス関連による問題点を上げていきます。

1.そもそも開催できるの?

これですよね。
現段階では東温市の施設は4月8日には全て再開されますのでできるということになっていますが、みなさんも感じているとは思いますが毎日ホントに目まぐるしく状況や発表は変わります。
代表である私自身が東温市と仕事しているわけで事業再開を信じて頑張っていますが今の段階で6月の愛媛県の状況を確信を持って断定できる人はいないと思います。

ここらへんからがもしかしたら他の劇団も抱えている問題かもしれませんが、

2.稽古できるの?

正直劇コバが今1番困っていることがこれです。
私はいいんですが残りの劇団員はそれぞれ仕事を抱えて劇団活動をしています。
仕事先のコンプライアンスだったり、この慌ただしい中に普段とは違うタイムスケジュールで動かざるを得ない人もいますしこれからそういうことも出てくるでしょう。
劇団の代表として作品作りを始めたらその作品を実現させて拍手をもらうところまでやらせてあげたいという気持ちは強いです。
さらに今使用している稽古場も閉鎖される可能性も十分にあります。
数年前までは劇コバの作品は1ヶ月で作っていたのであと1ヶ月ほど考える猶予があったのですが最近の作品は1ヶ月だとちょっとキツいくらいにボリュームがアップしてますので3月からプロジェクトを立ち上げて作っていました。
ここらへんはとりあえず4月8日まで個人的に決断するのを猶予しています。
今の段階では稽古場も確保できてますが出演者のスケジュールまではビミョーです。

劇団員の勤務先から外出禁止命令が出たりなんかしたら稽古にだけは来いとか言えませんし。
だからとりあえずは保留。

3.集客できるの?

これも身も蓋もないですがとても大事です。

劇団員のためにもたくさんの人の前で作品を発表することも劇団としての大切な仕事です。

いくら政府要請では公演を打つことが出来る状況だったとしてもお客様が外に出ることをためらう状況ならばこれは本当に作品を発表するタイミングなのでしょうか。

特に今回は3部作です。

可能な限り3本とも見てもらいたい。

最初の1本目の集客で色々今後の動員が変わってきてしまう。

こんなタイミングで算盤の話かよと思うかもしれませんが、私は十分な集客が出来てない状態で劇団員をステージに上げることは絶対にしたくないんです。

 

とまぁここまで抱えている問題点を挙げた上でこれから劇コバの代表として準備しているカードを示しておきます。

 

 

a.新作公演は延期、代わりに稽古日程の少なくてもクオリティを維持できるライブを企画

 

今のところこれが私の中では一番です。

劇団コバヤシライタは演劇だけでなくコント、漫才、マジックなどのコンテンツを作っています。

それらをミックスしたオムニバスライブのようなものでしたら稽古場に全員が集まる機会が少なくても出来たり、元々作っていたものをブラッシュアップするだけだったりするので稽古日程が少なくなったとしてもクオリティは維持できます。

むしろ新作公演を差し替えるので大胆にアプローチを変えて普段劇コバを見慣れてない人でも気軽に楽しめる形にするなどのチャレンジもできるかと思います。

 

 

b.会場を変更して開催

 

こちらも検討しています。

同じ東温市内で万が一「ぷらっとホーム」が臨時休館しても公演が行うことの出来る会場を押さえています。

駐車場やアクセスを考えてもほぼ影響ない会場を想定してますので実行しても払い戻しを希望する方は少ないと予想しています。

ただこれは開催直前に決断することですのでフライヤーとは違う場所での開催を周知させる方法は考えないといけません。

 

 

c.延期した上で3部作を2部作にする

 

書いてて思いますがこれはなるべく避けたい…。

私が協力隊として市のアートヴィレッジ構想に携わる上で企画の数なども契約に入っていますので年度末までにしないといけないことが結構あります。

ですからそれぞれのストーリー展開とボリュームを5割増にして公演回数を減らすということも当然視野に入れないといけません。

しかしながらこれは劇団員の負担増を生みますし未来から時間を前借りしてるだけですし、集客の懸念から考えると若干本末転倒気味であることもあって本当に最終手段だと思います。

 

 

以上が今のところ代表自身が想定していること、考えていることです。

少なくとも直前でバタバタして冷静に考えたら有り得ないようなミスをしないように色々書いておきました。

 

もし「劇コバの公演行ってあげたいんだけど6月なんてどうなってるか分かんないよ…」と思ってくださっている方はこのプランを参考にしていただいて検討いただけたらと思います。

 

ご予約はお気軽にこちらから

https://www.kobayasiraita.com/archive-1/juvenilistjuveniler/

 

最後に一つだけ。

「考えすぎだったよー」となってくれればそれが一番幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三瀬賢太